だるまさんが転んだ

Allieは「待て」の命令を使い分けている。自分の縄張りとそうでない所とで。

まず完璧に従順なのは、マンションの外。散歩から帰ってきてマンションのドアを開けるときは、「待て」は完璧で、「よし」と言うまでは私が中に入っていてもじっと待つ。

エレベーターの前でも素直に待つ。ドアが開いても「よし」の声がかかるまで待つ。

部屋のドアの前では「座れ」「待て」と2つの命令で待ち、ドアを開けて「よし」で入る。

問題はこれからだ。

玄関での「座れ」「待て」で一応は待つ。その間に私が洗面所にはいり、足拭きの準備をしようとすると、トコトコと私の後を追ってくる。

「命令は徹底させること」とドッグスクールの先生に言われているので、リードを持って元の位置へ戻す。「待て」で私の顔を見ながらじっとしている。が、私が数歩歩いて振り返ると、Allieは2,3歩歩いて止まっている。「待て」でAllieはその場に止まる。私がまた一、二歩歩いて振り返ると、Allieも等距離を保って前進している。

元の位置まで再びリードを引っ張って戻る。Allieが待つ。私が動く。Allieが続く。「待て」でAllieは数歩前進した位置で待つ。私が進み、Allieも進む。これではまるで「だるまさんが転んだ」状態だ。

朝の限られた時間内でこんなこと繰り返しやっていられないので、Allieの粘り勝ちとなる。私の姿が見える範囲では命令を聞くが、視界から消えると命令の効果も消えてしまう。飼い主がいなくてもじっと待ての命令を守れるようになるのは、これからの訓練次第だろう。まだまだ道は遠い。

玄関の「待て」の定位置
だるまさんが転んだ_e0009283_1925571.jpg

by babeha | 2005-11-12 19:26 | Allie
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