迷子の鑑札

散歩の帰りにあずきちゃんに会った。首に鑑札を掛けている。19日の狂犬病予防注射の時に必要だから、という。そうだ、19日は予防注射の日で、市から連絡が来ていた。仕事を休めないので、あずきMにAllieも連れて行ってもらうようお願いする。

鑑札と注射済証を付けて行くように、とあったので家に帰ると大急ぎで探す。「Allie専用引き出し」に一式入っているはず。ところが、無い。注射済証は去年の分も一昨年の分もちゃんとあるし、領収書もある。でも、去年の鑑札が迷子になっている。一昨年の分はあるのに。

家中の引き出しや箱を開けて探すが見つからない。汗が出てきた。もう1回、あらゆる引き出し、小物入れ、そして寝室、居間、玄関、挙句の果ては洗面所の棚も探すが、見つからない。

再交付という手がある。再交付料1200円が惜しいわけではない(いいや、本当は惜しい)。同じものに何回も料金を払うのは、悔しい。気持ちはおさまらないが、2時間も探したのだから、これ以上探しようが無い。諦めよう。

最初の「Allie専用引き出し」にあった書類をなんとなく見てみる。「平成7年4月1日以降に登録された犬は、登録が生涯有効になりました。」とある。え?鑑札って最初の登録の時(平成17年)に貰ったのが生涯有効なの?毎年貰うものではないの?17年度の分があって、18年度の分がないのは、当然なの?私はあるはずが無いものを探していたの?

そもそも「再交付」というのは、すでに交付したものをもう1度与えるということなんだから、去年の分を今年「再交付」などするはずはないのだ。探してもあるわけがない。な~んだ、自分の不注意で失くしたわけではなかったんだ。無駄に過ごした時間を惜しむより、安心感で一杯になった。

一つしかない鑑札を付けたAllie。
迷子の鑑札_e0009283_23225033.jpg

by babeha | 2007-04-13 23:25 | Allie
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